会社帰りに「YESTERDAY」を観に行きました。
あらすじはあちこち出てますが、ミュージシャンを目指しているいけてない男が、ビートルズが存在しない別世界で、ビートルズの曲を使ってのしあがっていく、という世にも奇妙系のお話です。
たぶん音楽でなくても、何かしらクリエイティブなことをやってる人なら、想像したことはあるはず。このネタ、自分が発案者だったらなあ、とか。ＳＦやファンタジーに詳しい人なら、タイムマシンとか異次元世界設定で、より具体的な妄想になるのです。
この映画は、ビートルズの曲を自分しか知らない世界に行ったらどうするか、という妄想をそのまんま映画化したものですが、それだけだと話が面白くないので、恋愛とかいろいろ絡めて、とてもいい物語になってます。
コメディなので、頭をからっぽにして楽しめました。ビートルズの曲がいっぱい出てきます。老若男女楽しめる話なので、小さい劇場でしたが、観客がいっぱい入っていました。
映画はそこそこ面白かったのですが、実は映画を観ている間、隣に座っていた女性が気になって仕方がありませんでした。
隣に座っていた女性は２０代前半の眼鏡をかけた大柄なおデブちゃん。映画を観ている間、超特大サイズのポップコーンをひとりでずーっと食べてるのです。音楽にあわせて体を揺らすし、おかしなシーンではゲラゲラ笑うし、まあ映画をたっぷり楽しんでいる様子。
隣に座っている私は、その子がポップコーンをずーっと食べてるのが、うるさいなあ、体揺らしてうっとおしいなあ、と思ってイライラしているわけです。
今私は体重を気にして、食事を少なめに、お菓子類を食べないようにしています。それほど太っているわけではありませんが、ちょっと体重が増えるといつもそうしているのです。
それに対し、隣に座っている女性は、２０代前半のお年頃で、人生で最も自分の体型とか容姿を気にする年齢のはずなのに、ダイエットなんか気にしていない感じで、ポップコーンをむしゃむしゃ無心に食べている。
隣がうるさくて、なんか今日はイライラしたなあ、でもこれドラマだったら、太った女の子が愛すべきキャラになって、俺が神経質で嫌なおっさんとして描かれるんだろうなあ、という考えが、帰りの電車の中で頭から離れなかったのでした。
