韓国映画「ディヴァイン・フューリー/使者」を鑑賞しました。
ストーリーは、総合格闘技家の主人公が悪魔祓いと一緒に悪魔憑きと戦うというアクションものです。
主役のパク・ソジュンは格闘家らしい肉体で、アクションも素晴らしく、映像も凝ったつくりだったので、とても楽しめました。
ただ、なんで韓国で悪魔祓いなのか?という違和感が観ている間にずっとありました。確かに韓国ではキリスト教の信仰が多いようですが、西洋の悪魔が韓国人に憑りつくという設定が、斬新といえば斬新ですが、悪魔的にそれってどうなの?と物語に入り込めませんでした。欧米の映画なら違和感のないわかりやすい話なんですけど。それを除けばとてもよく出来たアクション映画だったと思います。
主人公以外にも、神父役の悪役を演じたアン・ソンギ、悪役のウ・ドファンも、かなり熱の入ったいい演技をしていました。役者の演技で物語の緊張感を感じました。
心斎橋のジムで泳いだ帰りに、なんとなく時間つぶしで観たのですが、コロナ対策仕様(席をひとつずつ空ける)で満席。観客は若い女性が多かったので、主役や悪役の韓国俳優が人気あるのでしょう。
時々韓国映画を観ますが、最近の作品はアクションを取り入れるのが上手いなー、と感心することが多いです。昔の香港映画のようです。たぶん韓国以外でヒットするためには、アクションがあった方がよいので、アクション映画が多くつくられているのでしょうね。
対して邦画のほうは、アイドルを主役にして、漫画原作の恋愛ものがやたら多くないかな。オヤジが休日の暇つぶしに観れるものもつくってほしいなあ。