Cobalt's Movie Log

映画鑑賞の感想など

映画「ANNA~アナ」を鑑賞

四か月ぶりに映画館へ足を運びました。

 

観に行った映画は、リュック・ベッソン監督の「アナ」です。

 

事前に読んだあらすじは、ロシア版ニキータ?という印象でした。まあだいたいそんな感じの映画です。

 

よく言えば原点回帰、悪く言えば自己模倣のマンネリ。齢をとって自己から自分の若い頃のヒット作を模倣するのは、才能が枯渇したクリエイターのよくある話ですが、リュック・ベッソン監督も例外ではありませんでした。

 

ただし、ただのニキータの焼き直しではありません。さすがはベッソン監督、しっかりと観客を楽しませるレベルにまでは完成度をあげていました。

 

まずは主役の美しさ。ニキータを演じたアンヌ・パリローよりも相当綺麗な人です。顔も綺麗だしスタイルもいいし、さすがはロシアモデル出身。役ではモデル兼スパイですが、ここまでモデル体型だと、それくらいの設定にしないと逆に不自然ですね。

 

それからアクションもかなり凝ってます。キアヌ・リーブスのジョン・ウイックは、新しいアクションの表現を切り開いたと思いますが、女性版のジョン・ウイックといってもよいかなと。見事に殺しまくりのアクションシーンは目を離せません。

 

他の主人公や周囲の男たちの感情表現は、もう目新しさはないのですが、こういうスパイものや、美しい女性のアクション映画を作らせたら、やはりうまいなあ、と思える映画でした。マンネリであろうが、これはこれでいいのです。

 

f:id:toshihiko-w:20200615163247j:plain

 

主役のサッシャ・ルスはロシアのモデル出身の役者で、ベッソン監督の映画は「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」という映画から二作目であるそうな。 その映画は観たのですが、つまらなくて途中で観るのをやめてしまって、この人が出てたのは覚えていませんでしたが、もう一回観てみましょう。

 

難しいことは考えずに楽しめました。