Cobalt's Movie Log

映画鑑賞の感想など

映画「ターミネーター・ニューフェイト」を鑑賞

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「今週末からターミネーターやってるなあ。観に行こうかな」と、金曜日の帰る間際に言っていたら、「絶対面白くないですよ」と会社の後輩から言われました。でもキャメロンだよ、そんなに悪くはないでしょ、まあなんとなくそんな気もするなあ。けどさ・・・ええい、観に行けばわかるやん、と思ってやっぱり映画館へ行きました。

 

観た感想として、映画の出来は悪くはなかったけど、使い古されたネタが多くて、新鮮味がなかった印象です。ターミネーターに追われる話とか、そいつがむちゃくちゃ強いとか、未来から助けに来たとか、基本は「ターミネーター2」と同じ。驚きとか、新鮮さとかについて、思ったことや感じたことを文章にしておきたい!と思うことがほとんどないというか。

 

とはいえ、せっかく観たので、何かしら記事として残しておこうと思います。

 

しかしよくよく考えてみると、目新しいところもありました。ターミネーターから逃げる3人組が、女性ユニットだということ。途中からシュワルツェネッガー加わりますが、メインキャラは女性たちです。

 

そういえば「ターミネーター2」が公開された当時、戦う女性を描いた映画がヒットしていました。「エイリアン」のシガニー・ウィーバーや、「羊たちの沈黙」のジョディー・フォスターとか。女性の主人公の活躍が、映画のヒットする要因のひとつになってきましたね。「ターミネーター2」のリンダ・ハミルトンの描き方も当時は斬新でした。

 

今回の映画を女性を中心としたアクション映画としたのは、「ターミネーター2」のヒットした要因へのオマージュかなと。「ターミネーター2」よりもさらに女性が強くなった描写とストーリーでした。

 

ちょっとどうかな、と思ったところは、今回の映画が「ターミネーター2」の正当な後日談ということで、話をつくっているのですが、ジョン・コナーについての話が「えー」という感じで、「新起動ジェネシス」と同じような無理やり感がありました。ちょっとモヤモヤしました。

 

アクションとCGは間違いなくシリーズの最高の出来だと思いますので、ストーリーのおかしなところは目をつむれば、娯楽映画として楽しめます。

 

しかし映画のヒットは厳しいかもしれません。シュワルツェネッガーが、この映画のキャンペーンで日本に来てましたけど、公開2日目の夕方にもかかわらず、観客は2~3割。そして客は中高年ばかり。動員数がどうなるか、今後見守っていきたいです。