Cobalt's Movie Log

映画鑑賞の感想など

映画「アリータ:バトルエンジェル」を鑑賞

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映画「アリータ・バトルエンジェル」を観にいきました! いや~すごい映像でした!話も面白くてとても楽しめました。原作は日本のコミック「銃夢」です。1990年代?のジャンプ系の雑誌に連載されていた作品なんですね。タイトルと絵柄はなんとなく覚えていましたが、どんな話かよく知りませんでした。キャメロンが絡んでるし、評判もよさそうなので、休日に観にいきました。

 

 

映画館は、尼崎キューズモールのMOVIXあまがさき。ここは、梅田や難波の映画館よりも席が空いていますので、人気のありそうな映画を観るときに時々利用しています。車かバイクで行くなら、大阪市内よりも使いやすいですし。それにショッピングモールなので、ご飯を食べる店も映画館の傍にあり、効率よくランチ&映画が出来ます。この日はお蕎麦セットにしました。

 

吹き替えか字幕かで迷い、3Dの映像を楽しみたかったので、より画面に集中できるように、字幕のない日本語吹き替え版を観ました。日本語版でのアリータの吹き替えは上白石萌音がやってましたけど、すごくよかったです。

 

最初から、テンポのいいストーリーと、CG映像の見事さで、映画の世界にすぐに引きこまれました。ターミネーターやエイリアンで強い女性主人公を描いてきたキャメロン。主人公アリータも、ものすごく強いです。もう無敵。監督はシン・シティとかフロム・ダスク・チル・ドーンとか、ダークな映画が多いロバート・ロドリゲスです。そんな監督が、王道のエンターテイメント・アニメも作るんだ、と少し驚きました。しかもキャメロンと協業ですから、相乗効果がでたという感じです。

 

CG制作はアバターと同じ会社。アバターのCGのクオリティには驚きましたが、あれから技術も進歩していました。CGで表現される主人公アリータの表情が素晴らしいです。アリータの目の大きさが気持ち悪い、と感じる人も少なくないようで、私も最初は違和感を覚えました。しかし観ているとだんだんと慣れて自然に感じるようになりました。アリータのモーションキャプチャーと声、表情を演じた主演のローラ・サラザールだって、すごく目が大きい人ですね。エンディングで曲が流れている曲はDua Lipaで、これも強くて純粋なアリータのイメージにぴったりでした。

 

科学的設定としては、細かい点で気になるところはありました。サイボーグと人間の肉体の接続とか、ロボットの物理的強度、空中都市とか、でも原作は子供向け漫画ですから、そういうディテールよりも、主人公が成長していくストーリー、前向きに頑張るところ、人との繋がりなどのほうが大事なんですよね。そういう日本の少年漫画が大事にしてきたマインドが、しっかりとハリウッド映画化されていたので嬉しかったですね。次回作がありそうなエンディングだったので、続編出来たら必ず観にいきます。

 

家に帰ってから、映画の余韻が冷めず、YOUTUBEで関連の映像を探しました。幸い銃夢のOVAがアップされてました。30分作品が2本つくられてたようです。映画には、OVAのストーリーがだいぶ入っていました。原作に対するリスペクトも感じました。日本アニメのハリウッド映画化は、「ドラゴンボール」「北斗の兼」「マッハGO!GO!」などありますが、原作とは似ても似つかない残念な作品が多いです。そういう意味で、日本のコミック原作のハリウッド映画としては、珍しい作品ではないでしょうか。

 

映画とは関係ない話ですが、大阪に引越してきてから、尼崎はガラが悪いとか、治安が悪いとか、工場で空気が悪い等のイメージがあって、尼崎を敬遠してきました。福知山線の事故や、尼崎事件等、暗いニュースが多かったこともあります。しかしここ十年くらいで、尼崎は再開発されて、すごく綺麗な街並みに変わっています。なんとなく海が見たいなと思ったときは、たまに尼崎漁船のある堤防へバイクで走りに行くことがあります。短い距離ですが、川沿いを夕陽に照らされながら海に向かって走ることができるのです。復活した尼崎城も公開間近ですし、綺麗になってきた大阪と同じように、尼崎ももっとイメージが良くなっていくといいですね。