なんとなく「ジョゼと虎と魚たち」のアニメが気になったので観に行きました。
原作は田辺聖子氏の短編です。2003年に妻夫木聡と池脇千鶴主演で実写映画化されました。原作はかなり短い話で、映画のほうは原作の設定から話を膨らませた感じでした。池脇千鶴と妻夫木聡の高い演技力によってよい作品になってました。
そんな話を、今頃なんでアニメ化するのかなあ、と思って気になって観に行きました。
観た感想として、実写映画とはだいぶ違う話になっていて、これもありだなあ、と思いました。
原作はどことなく大人の童話のような、抽象的なイメージの作品だったのですが、実写映画は、性的な描写や男のダメっぷりなどがリアルに描かれていて、生々しい話になっていました。新井浩文の演技もよかったですね。
アニメ化された話は、物の人間の生臭さが消えているわけですが、話も綺麗になっていて、小さい子供でも観れるようになっていました。人生に対する前向きなメッセージ性もあってよかったかな。
でも、実写映画とどうしても比較する部分があって、主人公の男の子がいい子ちゃん過ぎるかなあ。若者にいい影響を与えるのはどっちなのでしょうかねえ。
韓国でもリメイクされたそうなので、それも観て見たいです。
